月別アーカイブ: 2016年6月

「耳栓」のススメ

数年前までは長時間飛行機に乗るときにくらいしか使わなかった耳栓だが、最近使用頻度が増えている。
睡眠時にも使うようになったからだが、使用することで、睡眠の質が向上したと感じる。
現在使用しているものは一組数十円のもの。それで睡眠の質が向上するならばコストパフォーマンスは非常に高いのではないだろうか。

背景

 現在住んでいる場所が国道の近くのため、夜はトラックなどの走行音が耳障りに感じることがある。
 かといって、あまり気にはしていなかったのだが、寝るときは静かな暗い部屋でということを情報番組で見かけてから気になるようになった。
 眠れないわけではないが、どうも熟睡できていないような気がしていた。
睡眠には一日に数時間も使っているのだから、少しでも効率よく休みたいと思い耳栓を導入してみた。
 耳栓というとゴム製でピッチリと耳道を塞ぐもののイメージで、以下のような欠点を考えていたが、耳栓の進化には驚いた。当初考えていた欠点は当てはまらなかった(少なくとも自分に対しては)。
  • 長時間していると痛い、蒸れる、不快だ
  • したまま寝ると、寝返りの際など耳が下になると食い込んで痛い
  • 目覚ましに気が付かず寝坊する
  • 寝ているときに、火事など災害があっても聞こえず気付かない

使ってみて

 Amazonで評価の高い耳栓を買ってみた。
 調べてみると海外製ながらMOLDEX(モールデックス)の耳栓の評価が高かったのと、価格もお手頃で数種を試せるセットがあったので購入してみた。
 数日ずつ寝る際に使ってみたが、形状だけでなく遮音の傾向も異なる感じなのでお試しセットで試したのは正解だった。
 「Softies」という柔らかめで、圧迫感の少ないシリーズが気に入って愛用している。
 懸念事項だった、点に関しては・・・
  • 長時間していると痛い、蒸れる、不快だ
    ⇒ シリーズによるかもしれないが、愛用中のSoftiesは痛い、不快とは無縁。蒸れる点は否めないが。
  • したまま寝ると、寝返りの際など耳が下になると食い込んで痛い
    ⇒こちらも今使用しているものでは問題なかった。Softiesは柔らかいからか?
  • 目覚ましに気が付かず寝坊する、火災などの際に非常ベルや人の呼びかけに気が付かない
    ⇒遮音性は高く自動車の騒音などは聞こえないが、目覚ましや人の声は聞こえる。遮蔽する周波数に選択性があるのかもしれない。
目覚ましはスマホのバイブを設定しているが、通常の目覚ましでも枕元においておけば音は聞こえる。

効果に関しては、耳栓をするとしないでは特に寝つきが違うようだ(スマホアプリのスリープサイクルで確認)。


まとめ

 不快感や、音が聞こえないといったことを懸念していたが、自分としては問題となるレベルではなさそうだ。
 寝る前のひと手間だけれど、確実に睡眠の質は向上しているように感じる。
 今は輸入品といえどもAmazonで簡単に安く手に入るし、試してみてみてよかったと思う。
 これからも睡眠の共になりそうだ。

参考


MOLDEX SOFTIES(モールデックス ソフティーズ)5ペア
by カエレバ
MOLDEX 使い捨て耳栓 コード無し お試し8種エコパック ケース付 (Camoplugs Sparkplugs Goin’green Meteors Softies Mellows Pura-fit 各1ペア)
by カエレバ

書評「遅読家のための読書術」を読ませていただいた

 この頃、明らかに本を読む量が減っている。
 高校生の頃までは、朝は寝室から本を持って起きてきて、時間があれば何かしらの本を読んでいるような感じだったのだが…大学生、社会人となるに従い読書量は減る一方になってしまった。
 手元にあれば後で読めばいいやと後回しにしてきてしまったこともあるのか、なかなか読み始められないということが続き積読は増える一方、最近では本を買うことさえ減って来てしまった。
 そこで手に取ったのが「遅読家のための読書術」、どなたかのブログで紹介されていたのを拝見して購入した。こちらも積読だったのだが…やっと最近開いた。
 結果、本を読むことへのハードルが下がり、しばらく失っていた本を読もうという気持ちが湧いてきたのでここに書かせていただきたい。

キーワード

  •  フローリーディング

    流れるように読む(技巧的なものではなく)。
    読み流すというわけではなく、読むという行為に執着しないことだと理解している。

  •  1ラインエッセンス、1ラインレビュー

    読んだ本の、これぞ!というい分を抜き出し、レビューすることで、読んだ本を記録する。


1ラインエッセンス

  いくら線を引いても、本の価値は「外の世界」には出てきません。

1ラインレビュー

 もっとも過ぎて泣けてくる
 付箋を貼って、そのまま本棚の肥やしにした本が何冊あったことか…。
 読むという行為を重要視するあまり、本を読む楽しさ、本から得られる喜びや感動を忘れていた気がする。

追加の1ライン

  たくさんの本から「小さなかけら」を集めて、「大きなかたまり」を作っていく。
  それが遅読家の人に決定的に書けている発想なのです。

追加の1ラインレビュー

  関係するテーマの本を乱読すると点が線となり面となることは実感していた。
  以前、航空機に興味を持って関係する雑誌や、新書や航空機にまつわる小説、少し専門的な本までとにかく読んでいったら、ふと色々な部分でつながっていった経験があった。
  読書には、ある意味で質より量が大切であることを思い出させてくれた。

感想/まとめ

 本書に書かれていることが府に落ちた。
 音楽と読書は似ているとの考えから例示されている部分がり、それが理解の一助になった。

テクニック的なところよりも、何が原因で遅くなる(人がいるのか)、どういう考えで読むべきなのかというところに共感できた。おかげで、これからの読書がはかどりそうだ。やっと一歩踏み出せる感じだ。

いつも傍にあった本がいつの間にか、本って崇高なもの、それこそ正座して向かわなくてはならないものという感じになっていた。
せっかく時間を使うんのだから、失敗したくないという思いも強かったのかもしれない。
本当は楽しく読めて、ためになればラッキーなのに、読みもしないのに読んだら何が得られるかとばかり考えていて読むことから遠ざかっってしまっていた気がする。

 色々なことに共通することだと思うけれど、考えないで動くのは良くないけど、考えるばかりで動かないのはそれもまたどうしょうもない気がする。まずは一歩、そんな気持ちにさせてくれた本だった。

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

印南 敦史 ダイヤモンド社 2016-02-26
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by ヨメレバ