今、履いているるホイールはSHIMANOのWH-6700。
ULTEGRAグレードながら実売3万円台で購入でき、チューブレスにも対応。
完成車からのグレードアップのために、去年4月に購入し愛用している。
11月頭から2回、雨の中の走行があった。
自転車は洗車はしたけれど、どうも雨の日の走行をするとハブからグリスが流れてしまうといった話も聞くし、買って約1.5年ノーメンテで使っているので、状態の確認も兼ねてハブの分解/整備を行った。
使用した工具など
分解/整備のために使用した工具などは以下の通り。
取敢えず、これらがあればメンテは出来ることを確認した。
なくても大丈夫そうな便利ものもあるけれど、自分としては必要なので忘れないように列挙しておこうと思う。
工具
- ハブレンチ(15MM×2、17MM×1)
- レンチ(17MM、ロックリング用)
- ツル首ピンセット(鋼球を扱うのに使用)
- マイナスドライバー(シールなどの取外しに使用)
- フリーホイール外し(リアスプロケ取外しに使用)
- ロックリング締付け工具(リアスプロケ取外し/取り付けに使用)
- 24MMレンチ(モンキー使用、リアスプロケ取外し/取り付けに使用)
ケミカル
- グリス(デュラエースグリス)
- ディグリーザー(洗浄のため)
その他
- 茶こし網(鋼球洗浄に使用)
- ステンレス皿×3枚(外した部品を分けて管理するため。100均で購入)
- ウェス(今回はペーパーウェスを使用)
- 爪楊枝(グリス塗り用)
分解整備
アイキャッチ画像が、WH-6700のフロントホイールを自転車から外したところ。
今はWH-6800が最新版で、そちらの方がハブの調整はしやすいらしい。
フロントハブ部分の拡大。
手前の銀色のナットがロックナット、奥の黒い部分が玉押し。
玉押し部分にハブレンチ(17MM)を、ロックナットにスパナ(17MM)をかけて正ネジ方向に回すとロックナットが緩む(メモ:片方だけ外せば軸は抜けるので、一方のロックナット+玉押しだけ外して片方は残しておいた方が作業がしやすい)。結構固いので、ロックナットの方はスパナの方が使い勝手が良かった。
ロックナットと、カバーを外したところ。
カバーは細いマイナスドライバーで、そーっとこじって外した。
ハブレンチで玉押しを外したところ。
ここは、ほとんど力を入れなくても外せた。ロックナットと一緒で正ネジ。
外した玉押しには、ほんのりと茶色い筋が…。
ほんのりなので、まだ大丈夫だと信じよう。
玉押しを外し、軸を外すと鋼球が見える。
オイルシールをマイナスドライバーでこじって外して鋼球を取出し、茶こしに入れディグリーザーで洗浄。
手前に取り出すより、反対側に落とした方が取り出しやすかった・・・手先の器用さの問題か?
玉受け部分もディグリーサーを浸したウェスで拭いて古いグリスを取り除いた。
受けには傷もないし、グリスも枯れていなかったのでよかった。
玉受け部分にグリスをたっぷりと爪楊枝で塗って、鋼球を戻す。
上からもグリスを盛って、外したのとは逆の手順でくみ上げた。
玉押しの調整でよく言われるのは、「ガタがなく、少しゴリゴリした程度まで締める」とのこと。
よく分からないので、玉押しを手で締められるだけ締めてみた。
軸に対し垂直に力を加えてもガタつかず、軸を持って回してみるとコリコリした感触があったので、これで良しとしてみた。
後輪も、スプロケットを外す手間があるが構造はほとんど同じ。
初めてなので3時間程度かかったが、これでまた安心して気持ちよく乗れそう。
まとめ
初めてハブの分解整備を行った。
心配していた程ダメージもなくてよかった。
手順を覚えればもっとスムーズに行えそうなので、もう少し整備の頻度を増やしたい。
自転車って、自分で手を出せる部分が多くて触るのが楽しい。
自動車を触るのも好きだけれど、部品の値段、失敗した時のダメージ、手間の大きさを考えるとなかなか自分では手を出せずプロ任せにしてしまうことが多い。
自転車は、できる範囲は自分で整備していきたいと思う。